— レ・ミゼラブル ワールドツアー スペキュタクラー 感想記 —
レ・ミゼラブル ワールドツアー スペキュタクラーに行ってきました。
あまりに感動したので、記録としてまとめておきます。
🕊 レ・ミゼラブルとは
フランスの作家ヴィクトル・ユゴー原作の大河小説をもとにした、世界的に有名なミュージカル作品です。
19世紀初頭のフランスを舞台に、貧困や社会の不正と戦う人々の姿、愛と赦し、人間の尊厳や希望を壮大なスケールで描いています。
簡単に言えば、主人公ジャン・バルジャンの生涯を描いた物語です。
🌍 ワールドツアー スペキュタクラーとは
ロンドン初演40周年を記念して制作された英語上演の特別バージョン。
65名以上のインターナショナルキャストとフルオーケストラによる大規模な公演で、舞台美術・照明・音響がさらに進化した“スペクタクル”なステージです。
通常版との違い:
ステージド・コンサート形式を基にしており、通常の演劇版よりも音楽と演出に重きを置いた「コンサート+舞台劇」的な構成。
衣装・照明・装置もフルスケールで、“スペクタクラー=壮大で華やか”という名にふさわしい公演でした。
🎫 今回の公演
会場: 愛知県芸術劇場 大ホール
日時: 2025年9月26日(金)13:00〜
役名 | 出演者(英名) | 出演者(日本表記) |
---|---|---|
ジャン・バルジャン | Geronimo Rauch | ヘロニモ・ラウフ |
ジャベール | Jeremy Secomb | ジェレミー・セコム |
ファンティーヌ | Channah Hewitt | チャナ・ヒューイット |
マリウス | Will Callan | ウィル・カラン |
コゼット | Lulu-Mae Pears | ルル=メイ・ピアーズ |
エポニーヌ | Nathania Ong | ナタニア・オング |
テナルディエ | Luke Kempner | ルーク・ケンプナー |
マダム・テナルディエ | Linzi Hateley | リンジー・ヘイトリー |
アンジョルラス | Joe Griffiths-Brown | ジョー・グリフィス=ブラウン |
司教 | Earl Carpenter | アール・カーペンター |
ガブローシュ | Ebrahim Joof | エブラヒム・ジューフ |
リトル・コゼット | Yumeka Uchi | 夢華 内 |

座席: S席(3階L2列2番)
ボックス席のような場所で、少し見切れるところはあるものの全体が見渡せる位置でした。
演者の表情までははっきりとは見えませんでしたが、スクリーンに演者さんが映し出されるのでそちらではっきりと見ることができました。また、字幕が視線の延長線上にあり非常に見やすく快適でした。
装置が壮大すぎて一部見切れる場面もありましたが、それもまた“スペクタクラー”らしさでした。


💭 感想
圧倒的な声量と表現力。そこにオーケストラの生演奏が重なって、鳥肌が立ちっぱなしでした。
英語版は歌詞とリズムが自然に溶け合っていて、世界に引き込まれました。
- ジャン・バルジャン: 力強く、同時にとてもとても優しいバルジャン。惚れました!“Bring Him Home” は自分もどっかに連れてかれましたw
- ジャベール: 厳格で信念に満ちた存在感。素直にかっこいい!“Stars” は圧巻で惚れ惚れ。
- エポニーヌ: 切なさと孤独が美しく表現されていて、“On My Own” で泣けました。
- ファンティーヌ: 愛と哀しみの深さが静かに伝わりました。
- マリウス&コゼット: 若さと純粋さが際立っていました。
- リトル・コゼット: 歌のうまさに驚きました。あと英語も上手。とっても可愛かったです。
- テナルディエ夫妻: 絶妙なコメディセンスで場を盛り上げる名コンビ。一気に雰囲気を変えてきますw
- アンジョルラス&ガブローシュ: 革命の情熱が熱く伝わってきました。アツかった。
特にジャン・バルジャン、ジャベール、エポニーヌの3人は圧巻。
カーテンコールは撮影OKだったのに、感動しすぎてカメラを構える余裕すらありませんでした。
今思えば撮っておけばよかったけれど、それくらい舞台に引き込まれていたんだと思います。
✨ まとめ
日本語版も映画も何度も観てきましたが、やはり英語での生舞台は別格。
一度観ただけでは足りないほど、心を揺さぶられました。
名古屋が最終公演だったのが本当に惜しい…。
もっと早く、他の都市の公演にも行っておけばよかったと後悔しています。
次はぜひ、完全な舞台版も観てみたいと思いました。
そして、もし叶うなら10年後の50周年記念公演をロンドンで観てみたいものです。
ちなみに、別日に街中でジャベール役のジェレミー・セコムさんらしき方を見かけました。
感動を伝えたかったけれど、名前が咄嗟に出てこず声をかけられず…。
次に会ったら勇気を出して声をかけようと思います。絶対ないと思いますがw
🕊 心からの感謝と感動。
レ・ミゼラブルは、“生きる意味”をもう一度考えさせてくれる特別な作品でした。
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